兵庫県淡路島の大観音像を国の費用で取り壊わすというニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
でも、なぜ国の費用(税金)で取り壊すことになるのでしょうか。
元々、この大観音像は個人の所有だったものです。
しかし、元々の所有者の相続人が相続放棄をしたり、亡くなったりで誰も相続する人がなくなったようです。
こういった場合、プロセスを踏んで最終的に国のものになる(国庫帰属という)という規定があります。(民法959条)
そういう訳で、今は国の所有だから税金を使って取り壊すことになったということですね。